教育や育児の支援
教育支援
小児がんの子どもが入院中に受けられる教育には、特別支援学校、特別支援学級、訪問教育によるものがあります。子どもにとって突然の入院により生活環境が大きく変わることは、心理的・社会的にも大きな影響を及ぼします。
入院中も入院前と同じように教育を受けられるということは非常に重要です。修学している子供が長期入院することが決まった場合には、病状にもよりますが、できるだけ早く教育が受けられるように情報収拾されることが必要でしょう。
また、退院した後の復学支援も重要です。これは学校間だけでなく、医療者も関わって行うことが望ましいでしょう。どのような形で行うかは、ケースバイケースだと思いますが、戻る学校の先生方には必要なことをしっかり把握していただくことが必要です。
ピアサポーターの方達の中にも、子どもの学校に関連することでは様々な経験をお持ちの方が多いと思います。学校で大変だったこと、またそれをどのように乗り越えたか等の経験談は大いに参考になるでしょう。
育児支援(子どもの保育サービス)
小児がんになった子どもにきょうだいがいる場合、入院中に祖父母等の協力を得られ、見てくれる人がいれば良いのですが、それが難しい場合には地域の保育サービスを使うこともできます。
近年の様々な保育ニーズに伴い、地域の保育サービスも種類が増えています。保育園やファミリーサポート等の預かりサービスがありますので、相談員に情報を聞くか、役所の子ども家庭、あるいは保育関連課でも情報を聞くことができます。